橙白会お浚い会 開催しました

2020年10月18日@湯島舞台 橙白会お浚い会 辰巳大二郎先生を囲んで

2020年10月18日、湯島舞台にて橙白会おさらい会を開催しました。

記念写真のときはマスク・マウスシールドなしでしたが、発表者もマウスシールドを付けて、通常の能楽の舞台とはだいぶ違った様子になりました。

感染対策を取りながらですが、日頃の成果を改めて発表することで、鬱々とした日々を吹き飛ばすような笑顔が見られました。

1.七宝 全員
連吟 鶴亀 全員

1.七宝 全員 連吟 鶴亀 全員

2.素謡 経政(つねまさ) シテ〜クセ前迄
石井康子 益子陽子

2.素謡 経政 シテ〜クセ前迄 益子陽子 石井康子

3.素謡 羽衣(はごろも) ワキ我美保の〜地次第迄
岡田啓子 都築照男

3.素謡 羽衣 ワキ我美保の〜地次第迄 都築照男 岡田啓子

4.素謡 三輪(みわ) シテ〜クリ前迄
衣笠閑月 田平洋子

4.素謡 三輪 シテ〜クリ前迄 田平洋子 衣笠閑月

5.素謡 井筒(いづつ) シテ〜初同、ロンギ〜終わり迄
益子陽子 井上豊年

5.素謡 井筒 シテ〜初同、ロンギ〜終わり迄 井上豊年 益子陽子

6.素謡 小袖曽我(こそでそが) シテ日本一の〜クセ抜き終わり迄
衣笠祥雲 木村秀雄 井上豊年 都築照男

6.素謡 小袖曽我 シテ日本一の〜クセ抜き終わり迄 木村秀雄 都築照男 井上豊年 衣笠祥雲

7.素謡 右近(うこん) シテ〜ロンギ迄
都築照男 井上豊年

7.素謡 右近 シテ〜ロンギ迄 井上豊年 都築照男

8.素謡 船弁慶(ふなべんけい) ワキ御急ぎ候程に〜クセ抜き中入り迄
木村秀雄 出雲路啓 衣笠閑月

8.素謡 船弁慶 ワキ御急ぎ候程に〜クセ抜き中入り迄

9.独吟 海人(あま)
田平洋子

9.独吟 海人 田平洋子

10.仕舞 高砂(たかさご)
大平登久恵

10.仕舞 高砂 大平登久恵

11.仕舞 経政(つねまさ)キリ
石井康子

11.仕舞 経政キリ 石井康子

12.仕舞 羽衣(はごろも)キリ
岡田啓子

12.仕舞 羽衣クセ 岡田啓子

13.仕舞 国栖(くず)
木村秀雄

13.仕舞 国栖 木村秀雄

14.仕舞 巻絹(まきぎぬ)キリ
益子陽子

14.仕舞 巻絹 益子陽子

15.仕舞 葛城(かづらき)キリ
出雲路啓

15.仕舞 葛城 出雲路啓

16.仕舞 融(とおる)
衣笠閑月

16.仕舞 融 衣笠閑月

17.仕舞 歌占(うたうら)クセ
井上豊年

17.仕舞 歌占 井上豊年

18.仕舞 松風(まつかぜ)
武井和江

18.仕舞 松風 武井和江

19.写真撮影

おふざけさんが、約1名。

はい、皆様大変お疲れ様でした。
大二郎先生、お一人でずーーーーっと地謡を務めていただき、本当にありがとうございました。プロフェッショナルの謡で舞える幸せに、感じ入ります。

さあ、マスクを付けて、次への一歩!
また次回まで精進いたしましょう。

ありがとうございました。

会員募集

橙白会では、一緒に能楽に親しむ仲間を随時募集しております。
まずはどうぞお気軽に、お問い合わせください。見学や体験も大歓迎です。

小さなお子様からご年配の方まで、あらゆる年齢、あらゆる立場の方に、足袋と扇だけで初めていただける身近な伝統芸能です。

橙白会 稽古会 @湯島舞台

2020年10月18日(日)13:00より

湯島舞台にて 橙白会の稽古会を行います

大変な世の中の状況で、会の開催につきご承諾いただきましたこと、誠に感謝申し上げます。

例年ですと、夏に開催しておりました浴衣会でしたが稽古会と改め、日々の稽古の研鑽を発表していただきます。

終演後は、講評のみ懇親会は無しとさせていただき、感染予防対策を行っての上演形態となります。

辰巳大二郎

お月見稽古 会員のはからいで。

オンライン稽古、始めました。

ZOOM, Skype, Facetime, Google Meet, LINEなどでお稽古

橙白会のお稽古は、月におよそ4回の開催日のうち、生徒さんの都合で3回を選んで行います。

早速、オンライン稽古のお弟子さんもいらっしゃいます。

謡のみの生徒さん、謡と仕舞の生徒さん、いずれもいらっしゃいます。
お互いに試行錯誤ですので、1回ずつ設定を変えたり、アプリケーションを変えてみたり模索しながら進めております。

ZOOMがメインですが、iPhoneやiPadをお持ちの方はFacetimeも画像のブレが感じられずおすすめです。

生徒さんのご希望に応じて、柔軟に対応させていただきます。
是非一度、体験なさってみてはいかがでしょうか。
お稽古の詳細はこちらから

オンライン稽古をスタートして

「手段」

先月から漸くお稽古を再開しまして、まだまだ安心できる状態ではございませんが、稽古場へいらっしゃれる方はソーシャルディスタンスの元、流行のリモートの出来る方はリモート稽古を始めました。


リモートの良いところは、全世界何処に居ても場所さえあれば、その方の心を豊かにでき、新しい広がりが出来る。最初から対面は気が引ける方等にとっては、良い手段だと思います。

教えさせて頂く立場から申し上げますと、その方の姿勢、呼吸、考え方にタイムラグがあり、リモートならではの間に距離間ができ、全ては見れない事に不甲斐なさも感じられます。慣れれば良いのかもしれませんが…

また6月より公演も再開され、各流儀で賛否両論はございますが、工夫を凝らした演能形態で、徐々にご来場下さいますお客様も増えて参りました。

能楽然り、各演劇、芸能舞台は暫く元通りには戻りませんが、この状況を世の中全体で考える、今後を考えるきっかけになったと思います。今は舞台以外の覚える事が増えて苦戦していますが、自分自身を見つめ直す時期でもあります。

辰巳大二郎

道成寺を終えて

思い

この曲は能楽師にとりましても、とても特別で大切な曲でして、若手の登竜門(披き物)の一曲です。
全てが習い物(決まり事)、大胆かつ大掛かりでダイナミック、3つの伝説から構成される道成寺。
私は子供の時から道成寺のビデオばかり観ていた記憶がずっとありまして、衝撃が強かったせいか幼少よりこの曲が大好きで演じてみたく堪らなく、演じる事を許された時は綺麗事では無く、全てに感謝の念を抱きました。神様仏様、森羅万象、宇宙、世界、日本、万物に。

それは、この曲が今までの辰巳大二郎という個体に生き甲斐等後押しをして、道成寺を演じる為に、或いは今後の能楽師と言う人生に多大な影響が有ると感じたからです。

人は1人では生きれないのと同じで、能も他の音楽芸術も1人では演じられない、身の回りの方々や支えて下さる方々がいらっしゃるから成り立つ芸能です。

能の力の凄さは、其々の方々に与え伝える影響力、価値観、今迄の歴史が積み込まれており、新しい物を取り入れながら古典を活かす事。それを感じた私は次の世代に伝える必要性や義務感が有ると思うのです。
そう、過去、現在、近い未来が良ければいいのでは無く、この世界を知っている人が、知らない他の誰かに夢、希望、幸せな可能性を与えてくれる方法芸能だから。

私個人にはまだまだ未熟者で世間知らずですが、純粋な人間であり続けたいと思っています。

道成寺という場

道成寺を演じるに当たりまして、
年始に道成寺へ御祈祷に伺いました。
勿論無事に努められる事と、大難が小難に、
小難が無難にと、世の中の平和の為に。
道成寺物を演じる役者関係者は皆が御祈願に訪れるのです。

御住職様は以前から何度もお会いさせて頂いており、絵解きも拝聴しておりましたが、
実際道成寺でお話し下さる御住職様の声と、
間近で観させて頂く絵巻には感動を覚えました。
その後御本堂にて特別に御祈祷して頂き、
お札を頂戴しました。
御本尊の千手観音像はとても素晴らしく、
御顔も優しく、あの手この手で今迄万民を救ってきて下さったんだと拝見致しました。
そしてこれからも。
目には見えない不思議なパワーを感じようとする自分が居ました。
境内も広く、静かで落ち着き、桜の木が沢山植えられていた。
(桜の咲く境内の写真は後日親戚が撮った物)
桜の季節に訪れたいと思いました。

帰り際に近くのお土産屋さんにて、名物釣鐘饅頭を購入させて頂き、美味しく頂戴しました。

お稽古

道成寺の稽古ですが、一昨年の暮れより意気込みや、どの様に稽古を行なっていくか、様々な事を想定し、昨年の黒塚の後より本格的に始めました。
特に見せ場の乱拍子(小鼓との一騎打ち)の稽古は何度も住駒先生にお願いし、お互いの呼吸を合わせ、その中に緊迫感、緩急、静止、爆発力を追い求める稽古を重ねました。
(乱拍子は道成寺の階段を登って行く様子を舞にしております)
能は一期一会で、申し合わせ(リハーサル)も一回で、間を合わせ過ぎると面白く無く、わざと間を外す、目に見えないやり取りが舞台上で行われているのですが、乱拍子に限ってはそうはいきません。
幕離れ(登場)から怪しげな雰囲気を作るので、全てに注意を払いながら、今迄気に掛けていなかった事や、沢山注意しなければならない課題が現れ、気付く事、習得して行く事が稽古を重ねる事の大切さだと、これからもその事等を気をつけて稽古をしなくてはならないと、
改めて思いました。

本番、そしてこれから

様々な準備を整え、本番、3月22日。能楽師としてのスタートの日を迎えまして、朝から緊張感とワクワク感は有りながら、冷静さを意識し、気持ちを落ち着かせて出発。
お逢いする四役(シテ方、ワキ方、狂言方、囃子方)の先生方、先輩方、後輩方から御祝いの言葉を頂戴し、背中を押して下さり覚悟を決める事が出来ました。
道成寺で頂いたお札を鏡の間へお祭りし、舞台へ。今迄感じた事のない重圧感、高揚感、解放感、そして大変な状況の中にも関わらずお越し頂いき、見所から暖かく見守って下さる大勢の方々の視線を感じ乍ら、また本当に残念ながら、この状況で止むを得ずお越し出来ませんでした方々にも御祝い、応援、励ましのお言葉、メールを頂戴しまして、唯々感謝、平和への願いを込めて努めさせて頂きました。
お陰様大過なく道成寺を努めさせて頂き、ドームホテルにて関係者のみの披露宴にて、第二十代宝生御宗家のご挨拶、庄司藩十八代御当主酒井忠久様よりご祝詞乾杯を賜りまして、無事に終える事が出来ました。
道成寺を終え思います事は、まだまだ未熟者乍ら、この曲を許された様々な思い気持ち感謝の念を生涯忘れず大切に、信念と責任を持って舞台に立つ事、次世代へ伝えていきながら、私自身成長して参りたいと存じます。

橙白会発表会開催のお知らせ

2020年2月11日(祝)11:00-

矢来能楽堂 東京都新宿区矢来町60

橙白会では、第2回目となる発表会を行います。
会員の一年間の成果を発表する場として、諸先生方をお招きして開催させていただきます。
入場無料となっておりますので、どうぞお気軽にご観覧ください。

10:30-

番外舞囃子

難波 辰巳大二郎

  七宝

連吟

鶴亀 会員

11:00-

舞囃子

班女 武井和江

素謡

高砂 後藤幸子 三原武俊 益子陽子

敦盛 木村秀雄 衣笠閑月 都築照男

羽衣 石井康子 田平洋子 

女郎花 益子陽子 井上豊年 

12:40-

連吟

鶴亀

若林久美子 中島咲枝 山田眞佐江 佐藤周子
小川有紀 岡田かな子 横地知子 遠藤ひでみ
衣笠祥雲 辰巳大二郎

13:00-

仕舞

胡蝶 大平登久恵

玉葛 石井康子

熊野 横地知子 遠藤ひでみ

枕慈童 木村秀雄

田村 野元賀久士

連吟

養老 出雲路聖 出雲路啓

13:30-

舞囃子

高砂 後藤幸子

若 衣笠閑月

14:20-

素謡

春日龍神 都築照男 井上豊年

田村 野元賀久士 木村秀雄

経政 河野康好 衣笠祥雲

鉢木 佐島敏枝 辰巳大二郎

15:30-

独吟

歌占 田平洋子

仕舞

加茂 三原武俊

嵐山 出雲路啓
天鼓 出雲路聖

熊野 岡田啓子

舞囃子

加茂 益子陽子

三輪 井上豊年

附祝言

16:30頃終了予定

入場無料 許可のない撮影・録音はお断りいたします

主催 橙白会

11-29(金)夜能 「黒塚」シテとして出演させていただきました

掃除機

黒塚は好きな曲の一つで、子供の頃に能ごっこ遊びでよく真似して楽しんでいました。

後シテが負柴(オイシバ)を持って出て来ますが、それを掃除機の繋ぎ棒にビニール紐を通し背負い、腰巻の変わりに布団を巻き付けて、黒塚の内容など分からず1人楽しんでいた昔を思い出しました。

今回お役を頂いた時に、道成寺を控えた役者は黒塚を舞わせて頂けるのですが、(後のイノリの部分が似ている型の為)道成寺を意識して舞台に臨みました。
丁寧に、寂しさ、哀しみ、怒り、恥ずかしさを演じる事の難しさを実感しました。
追求すればするほど難しいのが能であり、
出来た、完成、という事が無い無限の世界で、
昔に何故黒塚が好きだったのかを片隅に考えながら稽古し、舞台に立たせて頂きました。

感想を一言で表すと、やっぱり難しいですけれど、好きですね。