この催しは、私の親友と企画させて頂き、また、世の中のコロナ禍で必死に働いて下さる医療従事者の方々、舞台、Liveが困難な方々、あらゆる方への感謝と、新しい時代を担われる人々に希望を込めた催しの趣旨になります。
親友の彼とは高校三年間同じクラスで、舞台に誘っては来てくれ、また私もバンドマンの彼のLIVEにも行かせて貰いました。
お互いに共通する、お客様に足を運んで頂ける魅力のあるイベント出来ないかと、考えてくれて今回の運びとなりました。
能もLIVEも一期一会、一発入魂の共通する生の新鮮さ、新しい物を取り入れながら、歴史を伝え残す能の精神が、彼とピッタリハマりました。
それに呼応して下さった方のご好意で、セッティング段取りはたくさんの方々の支えや応援のお陰様で、なんとか形にして頂きまして、無事に開催させて頂く事が出来ました。
京阪電車の立体交差事業により、香里能楽堂が7月21日から工事が始まり、次の移転先まで五年と、能楽堂が無い状態で、流儀の催しを紡いで参ります。
別に能楽堂に拘らなくてもと言う固定概念を取り払う機会でもありますし、やはり能楽堂で見て頂きたい気持ちと複雑でございます。
7月2日は、今迄この地で能の公演をさせて頂いた感謝の気持ちを込めて舞わせて頂き、新たに次の舞台と時代を支えて頂くのは、何よりもこれから生まれて来られる、未だ知らない人によって、伝えていかれるんだと改めて考えました。
だから一所懸命生きないとと。
香里能楽堂の最後を映像に残すプロジェクトにご協力、携わって頂いた出演者、関係者、ご支援賜りました方々への遺言になっていくのではと存じます。
尚、この催し開催に至る迄4月より私に密着して下さったテレビ大阪の放送が7月14日のやさしいニュースにて、ドキュメンタリーでお届けさせて頂きます。
YouTubeにてもご視聴頂けますので、是非御高覧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます!