通小町_かよいこまち Kayoikomachi

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小野小町が、幽霊として登場する物語。

舞台は京都の山里。修行のため滞在する僧のもとに、毎日一人の女性が届け物をします。
僧は不思議に思い身の上を尋ねると、小野小町(おののこまち)であることをほのめかして消えてゆきます。

成仏をのぞむ小町を僧が弔っていると、受戒を妨げようとする男が現れます。小町に深く想いを寄せる深草の少将です。

僧はふたりに、百夜通い(ももよがよい)の様子を語るように言うと、その様子をつぶさに再現します。
とうとう百夜目。まさに契りの盃をかわす瞬間に、少将は飲酒は仏の戒めであったことを悟りますが、ついには二人揃って、仏縁により救われるのでした。

 

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